大好きな花散歩から世界最古、アプリコット色のナミブ砂漠まで。好奇心を原動力にあちこち出かけます
by tanpopo-jyo
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村上隆の五百羅漢図展へ
2015年11月10日(火)
今日は六本木ヒルズ 森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」を
見て来ました。
作品は、東西南北を司る四神である青竜、
白虎、
朱雀、
玄武の名を冠した4面で構成され、
十六羅漢を中心に500体の羅漢と霊獣、霊鳥などが
燃え盛る炎や吹きすさぶ風を背景に
ダイナミックに描かれた高さ3m、幅は延べ100mにも及ぶ超大作。
青竜のパート、左に描かれた白い鯨は若冲「象と鯨図屏風」のオマージュ、右は・・・
釈迦の息子ラゴラ、
第七尊者カリカが持つ香炉から出る香煙の先にも小さな羅漢たち。
星雲が描かれた朱雀のパートには・・・
行儀は悪いが議論に優れる第五尊者ナコラ。
玄武のパートに描かれた蜃と、
仁王像のような阿形の青鬼、
吽形の赤鬼。
この五百羅漢図が生まれたきっかけは2009年~2011年にかけて
芸術新潮誌上で行われた辻惟雄氏との連載「ニッポン絵合わせ」だそうです。
辻氏が狩野永徳や若冲といった絵師について書くエッセイをお題とし、
村上氏はそれに応答するかたちで絵を制作。
二人の掛け合いは五百羅漢図のほか、「死の淵を覗き込む獅子」(下の写真) や
「この世の無常を喰ろうて候」(下の写真)などを生み出しただけでなく、
村上氏が初めて日本美術の伝統的な主題に取り組む大きな原動力になったと
書いてありました。
幅100mという世界最大級の絵画を限られた制作期間で仕上げるために
村上氏がとった方法は狩野派の工房システム。
全国の美術大学の学生から制作参加志望者を募り、チーム編成して
24時間シフトを組んだそうです。会場には下絵やスタッフへの指示書、分担表、
スケジュール表なども展示されています。
10年以上前に、ルイヴィトンと村上氏のコラボが話題になりましたが
モノグラムという完成されたデザインの上にパンダや桜の花、チェリーを描くという
ことが全く理解できませんでした。
が、今日展覧会場に入って
溢れ出るビビットな色に囲まれていたらとても元気になった気が。
本展覧会は、六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館で2016年3月6日(日)まで。
面白いので是非!
彫刻も何点か展示されています。「欲望の炎」と題されたこの彫刻は・・・
眼窩にドクロ。。。
今日は六本木ヒルズ 森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」を
見て来ました。
作品は、東西南北を司る四神である青竜、
白虎、
朱雀、
玄武の名を冠した4面で構成され、
十六羅漢を中心に500体の羅漢と霊獣、霊鳥などが
燃え盛る炎や吹きすさぶ風を背景に
ダイナミックに描かれた高さ3m、幅は延べ100mにも及ぶ超大作。
青竜のパート、左に描かれた白い鯨は若冲「象と鯨図屏風」のオマージュ、右は・・・
釈迦の息子ラゴラ、
第七尊者カリカが持つ香炉から出る香煙の先にも小さな羅漢たち。
星雲が描かれた朱雀のパートには・・・
行儀は悪いが議論に優れる第五尊者ナコラ。
玄武のパートに描かれた蜃と、
仁王像のような阿形の青鬼、
吽形の赤鬼。
この五百羅漢図が生まれたきっかけは2009年~2011年にかけて
芸術新潮誌上で行われた辻惟雄氏との連載「ニッポン絵合わせ」だそうです。
辻氏が狩野永徳や若冲といった絵師について書くエッセイをお題とし、
村上氏はそれに応答するかたちで絵を制作。
二人の掛け合いは五百羅漢図のほか、「死の淵を覗き込む獅子」(下の写真) や
「この世の無常を喰ろうて候」(下の写真)などを生み出しただけでなく、
村上氏が初めて日本美術の伝統的な主題に取り組む大きな原動力になったと
書いてありました。
幅100mという世界最大級の絵画を限られた制作期間で仕上げるために
村上氏がとった方法は狩野派の工房システム。
全国の美術大学の学生から制作参加志望者を募り、チーム編成して
24時間シフトを組んだそうです。会場には下絵やスタッフへの指示書、分担表、
スケジュール表なども展示されています。
10年以上前に、ルイヴィトンと村上氏のコラボが話題になりましたが
モノグラムという完成されたデザインの上にパンダや桜の花、チェリーを描くという
ことが全く理解できませんでした。
が、今日展覧会場に入って
溢れ出るビビットな色に囲まれていたらとても元気になった気が。
本展覧会は、六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館で2016年3月6日(日)まで。
面白いので是非!
彫刻も何点か展示されています。「欲望の炎」と題されたこの彫刻は・・・
眼窩にドクロ。。。
by tanpopo-jyo
| 2015-11-10 21:18
| 赤坂・六本木・広尾エリア
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