大好きな花散歩から世界最古、アプリコット色のナミブ砂漠まで。好奇心を原動力にあちこち出かけます


by tanpopo-jyo

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「深海2017」展へ

2017年9月27日(水)

今日は上野の国立科学博物館で開催中の
「深海2017~最研究でせまる”生命”と”地球”~」に行って来ました。
「深海2017」展へ_b0112909_23135167.jpg


いかにも "深海" というイメージの入り口。
「深海2017」展へ_b0112909_23173944.jpg


深海生物は、暗闇と高圧の中で生き延びるために独自の進化を遂げました。
見る必要がないので目が退化した魚がいれば、よく見るために異常に目が大きくなった魚。
光を出してエサを誘う魚や、光る物質を排出しておとりにして逃げる魚。
「生物発光シアター」では何のために光るのか? どのように光るのか?
を映像を交えて展示しています。
※写真はNHKエンタープライズHPより
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「深海生物の多様性」のコーナーではコワモテ(というかグロテスク?) な魚や甲殻類、
貝などの標本が展示されていましたが一番面白いと思ったのは
水深700~4,000mに生きるベニオオウミグモ。全部 脚ですか!?(保存瓶の高さは30㎝ 程度) 
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6,000mを超える「超深海」は、タンパク質の構造を変えるほどの水圧などから
生物にとって地球上における極限の環境のひとつ。
が、1万メートルを超える海底にも生命の存在が確認されているのだそうです。
左は水深4,850~8,000mに生息するダイダラボッチ
右は6,070~6,207mに生息するウミコロギスの一種
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「喰う・喰われる」のコーナーで最強の特技の持ち主は体長30~50㎝のヌタウナギ。
目は退化しているものの、3つある心臓は酸素がなくても何時間も動き続ける上に・・・
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捕食者を粘液で撃退する防御能力が備わっているんですって!
瞬時に1ℓ 弱の粘液を放出、粘液には繊維質が含まれるのでエラに入ると捕食者は死ぬそうです144.png
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水深200~1,000mに生息するダイオウイカ。巨大化すれば襲われにくくはなりますが、
巨体を維持するために非常に多くの食物を必要とします。
なぜ特定の種が巨大化したのか その謎に迫るコーナーも。
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2017年5月にマリアナ海溝水深8,178mで魚類の撮影に成功し、世界最深映像を更新した実機。
意外にシンプル? その映像(遊泳するシンカイクサウオ)も映されていました。
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地球の最初の生命は深海で生まれたと考えられています。
深海底で熱水が湧き出るところには、煙突のような岩(チムニー) ができますが、
チムニーはさまざまな生物のエネルギー源となるため、
再現模型のように原始的なオハラエビなどが密集していることが多く、
また原始的生物が好熱性であることも深海熱水起源説が有力視される理由のひとつだそうです。
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東京と千葉の町工場を中心として、研究機関、大学、協力企業などで共同開発された
無人深海探査機 「江戸っ子1号」は、
2013年に日本海溝の水深7,800m付近でハイビジョンカメラによる生物の撮影に成功。
町工場すごい!!
海底到達まで約3時間とあったので時速2,600m、1分間に40数m下ろすんですね。
「深海2017」展へ_b0112909_01373053.jpg


次は深海と巨大地震のコーナー。
2011年3月11日、東北地方太平洋沖の深海底で発生した巨大地震は、
日本人がこれまで経験したことのない災害被害をもたらしました。
ここでは「3.11」のメカニズムや、深海で起きる巨大地震の謎解きに挑戦しています。
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「3.11」の大地震の時には牡鹿半島沖が東南東方向に5m水平に動き、1.2m下方に沈降。
が、沖合に向かうにつれて東南東方向への水平変動量が次第に大きくなり(左の図)、
地下変動は沈降から隆起に転じています(右の図)。
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2011年7月末から約2週間かけてこの海底変動の様子を調査したのが「しんかい6500」
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赤丸印のところがコックピットで
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その1.5倍模型がこちら。この狭い空間に・・・
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パイロット1名、観測者2名だそうです!
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2011年5月、「3.11」地震によって引き起こされた津波の原因を探るため
世界中の研究者が東京に集まり国際会議が開かれました。
この会議で、日本海溝に近い水深7,000mの海底から1,000mの掘削を行い
①地震によって滑った断層を特定すること
②地質試料の採取
③断層に残っている摩擦熱を測定することが話し合われました。
この作業ができるのは世界最大(全長210m、定員200名) の科学掘削船「ちきゅう」だけ。
「深海2017」展へ_b0112909_10073283.jpg


約1年の準備期間を経て2012年4月、10ケ国29人の研究者を乗せて「ちきゅう」は出航しました。
下の写真は掘削パイプ。
主に使われる掘削パイプは1本約9.5mですが、これは全長の調整に使われる3mのものです。
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パイプの先端に付けて、超深海で「地球を掘る」ドリルがこちら。
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掘削作業はサイバーチェアに座り遠隔操作されます。
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水深約7000m(富士山2つ分です!)の海底から、さらに850m掘削して採取した試料がこちら。
地震が起きた断層そのものを採取できたので、断層がとてもすべりやすかったことなどが明らかになり
「プレート先端は大滑りしない」という従来説を覆す珍しい現象だったこともわかったそうです。
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最後のコーナーは「深海と環境」
化石燃料を燃やして発生した二酸化炭素の3分の1を海が吸収しているため、海は酸性化が進み、
酸性化が進むと甲殻類やサンゴ、貝などが硬い殻を作れなくなる恐れがあるのだそうです。
酸性化の生物に与える影響を調べるために、海洋酸性化が起こっていた5600万年前の地層を掘り、
深海堆積物から得られた有孔虫の化石を調査。写真はその3D拡大模型です。右は・・・
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酸性化が起こる前、
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左が酸性化の影響を受けて殻の骨密度が低下、サイズも小さくなったもの。
深海研究ってすごい!!!
展示前半の「深海の生物」も面白かったけれど、メインは "標本" で泳いでいるわけではありませんし。
(当たり前か^^ だけど将来、深海魚水族館できるかもね???)
後半の「深海と巨大災害」「深海と地球環境」は巨大災害のメカニズムや、海底調査で見えてきた
エネルギー資源のこと、今 海底で起きていること等がわかりやすく展示・解説されていて
気がつけば入館から3時間近く経過105.png
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ミュージアムショップで、こんなのや・・・
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こんなのを売っていましたが、どんな人が買うのかな? まず値段が可愛くないのですが? 108.png
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「深海 2017」展は2017年7月11日(火)~10月1日(日)まで。
もっと早く来ていれば再訪できたのに。
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隣の国立西洋美術館では10月21日からこんな展覧会が始まるようです。
「モネ、ドガ、セザンヌ・・・みんなHOKUSAIに学んだ」
力士と踊り子の対比って(笑) 面白そうですね。行かねば!
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by tanpopo-jyo | 2017-09-28 13:09 | 上野・浅草エリア | Comments(2)
Commented by EMMANNIE at 2017-09-29 09:24
おはようございます。Uです。
ぬいぐるみの値段の根拠がわかりませんっ!動くの?解剖できるの?なんなの?!
Commented by tanpopo-jyo at 2017-09-29 12:08
Uさま 3~4年前にNHKが世界で初めてダイオウイカの撮影に成功した時
売り出されたぬいぐるみに比べればかなり可愛く(!?)なっていましたww
他にも各種深海魚のぬいぐるみが並んでいましたが、そもそも実物を知らないので
似ているのかどうかも不明(笑)