大好きな花散歩から世界最古、アプリコット色のナミブ砂漠まで。好奇心を原動力にあちこち出かけます
by tanpopo-jyo
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新富町~築地の木造建築
2015年12月4日(金)
今日は1年以上ご無沙汰していた東京散歩の会 マルシェモアに参加して
築地界隈に残る大正から昭和初期の木造建築を中心に見て来ました。
築地地区の南側一帯は来秋移転が予定されている築地市場、
北側はビルやマンションが建ち並び、それらの建物に埋もれるように
看板建築などの民家や商店が点在しています。
築地市場移転後の再開発で、失われる恐れのあるこれらの建築物を
保存・修復しようという動きも出てきているようです。
三島由紀夫著「橋づくし」に出てくる三吉橋(中央区役所前)から出発です。
小説が書かれた1950年代半ばは、まだ川が流れていましたが、
首都高の建設を機に埋め立てられて今は陸橋となっています。
築地川と楓川を結ぶ運河が開削されてY字形となった川に、
Y字形の三吉橋が架設されたのは昭和4(1929)年。
※写真は中央区立図書館HPより転載したものに赤マークを付けました
銀座・築地の橋を舞台にした三島由紀夫の短編小説「橋づくし」は、
満月の夜に7つの橋を黙って渡り終えれば願いが叶うという、願掛け物語。
登場人物は「お金持ちになりたい年増芸者」「旦那が欲しい芸者」
「俳優と結婚したい料亭の娘」そして料亭の女中の4人です。
3つめの橋を渡り終えたところで腹痛で芸者が脱落、
5つめの橋で年増芸者が知り合いに声をかけられ脱落。
娘と女中は、夜道を黙々と歩くのを不審に思った警官に尋問を受けますが
沈黙を守っている女中に「ひどいわ」と言ってしまい娘も脱落。
結局無事願掛けを成就させたのは、お供についてきた女中だけ。
でも女中が何を願掛けしたかは、誰にもわからない……というお話。
現在の三吉橋の欄干は、水辺に映える木立をイメージしたデザイン。
照明は、昭和初期当時のスズラン燈が採用されています。
大正末から昭和初期に建築されたマンサード屋根、看板建築の井筒屋は
生菓子店だったそうです
歌舞伎役者が馴染みにした足袋の老舗、大野屋総本店は、国登録有形文化財。
昭和4(1929)年竣工の鈴木ビルは、かつて甲子屋倶楽部と呼ばれ
歌舞伎踊りの練習場や公演ができる広間が2階にあったそうです。
馬蹄形の屋根窓、出窓、アールデコ調の窓の両脇のテラコッタや、
江戸の格子模様、円柱の幾何学的なレリーフ、スクラッチタイルなど
昭和初期のモタンな建物で、東京都歴史的建造物になっています。
昭和通りと平成通りに挟まれた東銀座の路地裏は趣がありますね
古民家居酒屋「酒蔵秩父錦」は創業寛延2 (1749)年。
典型的な町屋の構えをしているこの建物は昭和2~3年頃の建築だそうです
平成23年、東京都の歴史的建造物として選定された宮川商店は明治34年創業。
昭和4(1929)年建築の見事な看板建築で、2・3階の窓は大正浪漫そのもの。
3階の両側壁には「鶏卵」「宮川商店」「諸鳥」の取扱商品、店名があり
創業時の看板を大切に残しています。
お店の前には行列、現役なのです!
あんぱんの発祥、銀座木村屋から暖簾分けされた明治43(1910)年創業の
木村屋パン店。壁面はアヒルの顔をデザイン化したものだとか?
銀座木村屋は塩漬けの桜、こちらはケシの実がトッピングされています。
7種類のあんぱんの他、映画「風立ちぬ」で話題になったシベリアや
牛スジカレーパン、デビルスドーナツが人気らしいです。数軒先の・・・
トラヤ薬局は大正末期建築の木造2階建てで、
2階窓と1階欄間にステンドグラスがはめられています。
ランチは昭和2(1927)年建築の古民家を利用した鉄板焼「クロサワ」で。
カウンター席のほか、
黒澤明監督筆の「水車小屋の老人」が飾られた雰囲気の良い小部屋も。
午後は、築地3丁目に建つ、角地型の銅板貼り看板建築の須田商店へ。
建物が面する2つの道それぞれに正面を向け、どちらの面にも玄関があって
角地を意識した意匠です。
築地本願寺の前を歩き、
魚がし横丁を抜けて築地魚市場の守護神「水神さま」を祀る水(すい)神社へ。
水神社の歴史は古く、天正18(1590)年、徳川家康の江戸入府と共に
移住してきた摂津国の漁師たちが、大漁・海上安全と子孫繁栄を祈願して
「弥都波能売命」を祀ったのがその始まりだそうです。
立派な枝垂れイチョウがある波除稲荷神社。
今から350年程前、この築地一帯は一面の海でした。
江戸城西丸の増築時に掘られたお堀の揚げ土で、日比谷入江から埋め立てが
始まりましたが、困難を極めたのがこの築地で、堤防を築いても築いても
激波にさらわれてしまうのです。そんなある夜、海に漂う稲荷明神の御神体を
見つけた人々が、社殿を造りお祀りしたところ、波風がピタリとおさまり、
工事も順調に進んだということです。
平成2(1990)年には樹齢3000年の黒檜(ねず)の原木を用いて
高さ2.4m、重さ1tの大獅子が、
さらに平成14(2002)年には祭礼で担ぐように台座を含め高さ2.2m、
重さ700㎏の総漆塗り一本造りのお歯黒獅子が奉納。
境内には魚がし碑、蛤石、活魚塚、鮟鱇塚、海老塚、すし塚等が並んでいました。
築地場外市場で
お夕飯の買物をして解散したのですが、最後に築地市場に関するいくつかの
「数字」を挙げておきます。
1日の平均取り扱い高: 水産部 約2090t、約18億円。
1日の入場者数: 約42,000人(市場勤務者及び買い出し人等)
1日の廃棄物量: 水産部 約63t (内、発砲スチロールが11t)
さすが世界最大の卸売市場です
今日は1年以上ご無沙汰していた東京散歩の会 マルシェモアに参加して
築地界隈に残る大正から昭和初期の木造建築を中心に見て来ました。
築地地区の南側一帯は来秋移転が予定されている築地市場、
北側はビルやマンションが建ち並び、それらの建物に埋もれるように
看板建築などの民家や商店が点在しています。
築地市場移転後の再開発で、失われる恐れのあるこれらの建築物を
保存・修復しようという動きも出てきているようです。
三島由紀夫著「橋づくし」に出てくる三吉橋(中央区役所前)から出発です。
小説が書かれた1950年代半ばは、まだ川が流れていましたが、
首都高の建設を機に埋め立てられて今は陸橋となっています。
築地川と楓川を結ぶ運河が開削されてY字形となった川に、
Y字形の三吉橋が架設されたのは昭和4(1929)年。
※写真は中央区立図書館HPより転載したものに赤マークを付けました
銀座・築地の橋を舞台にした三島由紀夫の短編小説「橋づくし」は、
満月の夜に7つの橋を黙って渡り終えれば願いが叶うという、願掛け物語。
登場人物は「お金持ちになりたい年増芸者」「旦那が欲しい芸者」
「俳優と結婚したい料亭の娘」そして料亭の女中の4人です。
3つめの橋を渡り終えたところで腹痛で芸者が脱落、
5つめの橋で年増芸者が知り合いに声をかけられ脱落。
娘と女中は、夜道を黙々と歩くのを不審に思った警官に尋問を受けますが
沈黙を守っている女中に「ひどいわ」と言ってしまい娘も脱落。
結局無事願掛けを成就させたのは、お供についてきた女中だけ。
でも女中が何を願掛けしたかは、誰にもわからない……というお話。
現在の三吉橋の欄干は、水辺に映える木立をイメージしたデザイン。
照明は、昭和初期当時のスズラン燈が採用されています。
大正末から昭和初期に建築されたマンサード屋根、看板建築の井筒屋は
生菓子店だったそうです
歌舞伎役者が馴染みにした足袋の老舗、大野屋総本店は、国登録有形文化財。
昭和4(1929)年竣工の鈴木ビルは、かつて甲子屋倶楽部と呼ばれ
歌舞伎踊りの練習場や公演ができる広間が2階にあったそうです。
馬蹄形の屋根窓、出窓、アールデコ調の窓の両脇のテラコッタや、
江戸の格子模様、円柱の幾何学的なレリーフ、スクラッチタイルなど
昭和初期のモタンな建物で、東京都歴史的建造物になっています。
昭和通りと平成通りに挟まれた東銀座の路地裏は趣がありますね
古民家居酒屋「酒蔵秩父錦」は創業寛延2 (1749)年。
典型的な町屋の構えをしているこの建物は昭和2~3年頃の建築だそうです
平成23年、東京都の歴史的建造物として選定された宮川商店は明治34年創業。
昭和4(1929)年建築の見事な看板建築で、2・3階の窓は大正浪漫そのもの。
3階の両側壁には「鶏卵」「宮川商店」「諸鳥」の取扱商品、店名があり
創業時の看板を大切に残しています。
お店の前には行列、現役なのです!
あんぱんの発祥、銀座木村屋から暖簾分けされた明治43(1910)年創業の
木村屋パン店。壁面はアヒルの顔をデザイン化したものだとか?
銀座木村屋は塩漬けの桜、こちらはケシの実がトッピングされています。
7種類のあんぱんの他、映画「風立ちぬ」で話題になったシベリアや
牛スジカレーパン、デビルスドーナツが人気らしいです。数軒先の・・・
トラヤ薬局は大正末期建築の木造2階建てで、
2階窓と1階欄間にステンドグラスがはめられています。
ランチは昭和2(1927)年建築の古民家を利用した鉄板焼「クロサワ」で。
カウンター席のほか、
黒澤明監督筆の「水車小屋の老人」が飾られた雰囲気の良い小部屋も。
午後は、築地3丁目に建つ、角地型の銅板貼り看板建築の須田商店へ。
建物が面する2つの道それぞれに正面を向け、どちらの面にも玄関があって
角地を意識した意匠です。
築地本願寺の前を歩き、
魚がし横丁を抜けて築地魚市場の守護神「水神さま」を祀る水(すい)神社へ。
水神社の歴史は古く、天正18(1590)年、徳川家康の江戸入府と共に
移住してきた摂津国の漁師たちが、大漁・海上安全と子孫繁栄を祈願して
「弥都波能売命」を祀ったのがその始まりだそうです。
立派な枝垂れイチョウがある波除稲荷神社。
今から350年程前、この築地一帯は一面の海でした。
江戸城西丸の増築時に掘られたお堀の揚げ土で、日比谷入江から埋め立てが
始まりましたが、困難を極めたのがこの築地で、堤防を築いても築いても
激波にさらわれてしまうのです。そんなある夜、海に漂う稲荷明神の御神体を
見つけた人々が、社殿を造りお祀りしたところ、波風がピタリとおさまり、
工事も順調に進んだということです。
平成2(1990)年には樹齢3000年の黒檜(ねず)の原木を用いて
高さ2.4m、重さ1tの大獅子が、
さらに平成14(2002)年には祭礼で担ぐように台座を含め高さ2.2m、
重さ700㎏の総漆塗り一本造りのお歯黒獅子が奉納。
境内には魚がし碑、蛤石、活魚塚、鮟鱇塚、海老塚、すし塚等が並んでいました。
築地場外市場で
お夕飯の買物をして解散したのですが、最後に築地市場に関するいくつかの
「数字」を挙げておきます。
1日の平均取り扱い高: 水産部 約2090t、約18億円。
1日の入場者数: 約42,000人(市場勤務者及び買い出し人等)
1日の廃棄物量: 水産部 約63t (内、発砲スチロールが11t)
さすが世界最大の卸売市場です
by tanpopo-jyo
| 2015-12-05 00:00
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