スペイン料理のマシアへ

2025年10月25日(土)

今日はUさまにお誘いいただき、夫婦2組で 銀座・マシアへ行って来ました。
場所は銀座2丁目、並木通りに面した銀座ベルビア館の8階で、
2018年春まで 小林幸司シェフの銀座店・エッフェがあった所です。
何となく懐かしい雰囲気が残っています。
※写真はマシアHPより拝借しました


マシアではスペイン料理、特にカタルーニャに根ざしたお料理をいただけるそう。
アフリカとヨーロッパ、地中海と大西洋の出会いの場 スペインの中で、
北東部に位置するカタルーニャ州は、北はピレネーを越えればフランス、東は地中海。
州都はバルセロナです。

スペインでは、何世紀にもわたるユダヤ教、キリスト教、イスラム教の対立があり、
その食文化は宗教と密接に絡まっているように感じます。
スペイン人がこよなく愛するワインと生ハムをイスラム教徒は口にしませんけれど、
国民的料理・パエリアの主原料、米・オリーブ・サフランを広めたのはイスラム教徒。
古代からスペインに多く居住してきたユダヤ人は、旧約聖書の教えから「ヒレと鱗のない」
イカ、タコ、エビ、カニは食べませんが、シーフードパエリアにはこれらが使われます。

ワインと生ハムを愛する人は、宗教戦争で負けて改宗させられたのではない
「正統な」キリスト教徒として堂々とできると聞いたことがありますが本当でしょうか?


皆さまはスパークリングワイン、


私はブドウのジュースでスタートです。


スターターは、ソバの実を砕いた粉で作った・・・


香ばしい薄焼き。


スペイン料理はタパス (小皿料理)で始まることが多いですが、


マシアでは可愛らしいお皿が次々と運ばれて、目にも楽しいです。
手前はタコのクロケット。


スパイシーなロメスコソースを挟んだ揚げパンと、マグロのタルト。
ふだんマグロは食べませんが、パリパリのタルトで苦手な食感が消え、美味しくいただきました。


海苔巻きのように見えるサラミのムースと、サフランクッキーにのったアン肝。


全員がお代わりした美味しいパン♪


オリーブや黄色いトマトの上に皮を炙った鰆。
ニンニクとアーモンドの香りが広がるパンチの利いたソースで。


合わせたワインはこちら。


イカの中には煮込み野菜、その上にはイカの足のフリット。
ソースはイカ墨にレモンを加えたソースです。美味しい！


イカのお料理に合わせたワインはこちら。


次のお皿はスズキのウロコ焼きをローストタマネギのソースで。
添えられているのは焼いたカボチャを裏ごししたペースト（たぶん）。


スズキに合わせたワイン。


次のお皿は小粒のボンバ米で作った・・・


イベリコ豚のあばら肉とあんず茸のリゾット。
めちゃめちゃ美味！！
イベリコ豚って生ハム以外で食べるとクセを感じることが多いのに、
これが豚肉ですか? なお味でした。


合わせたワインはこちらです。


最後のお皿は京都産シカ肉をじっくり低温で煮込んだお料理で、
柔らかく、まったく臭みはありません。手前に添えられているのはサツマイモ。


デザートは埼玉県深谷産のイチジクを使った・・・


イチジクの葉っぱのアイスクリームで、その下に果肉。


２つめのデザートは、りんご飴のアイスクリーム。手前は・・・


モンブランとホワイトチョコレート。


小菓子もジェリーやガナッシュクッキー、串に刺したひと口アイスなどこんなにたくさん。
ハロウィン・ゴーストのような形の器は、食器を裏返して「底」を使っているんです!!
こういうの楽しくて好き

手間のかかったお料理の数々は、どのお皿もとても美味しく、美しく、ピュア。
お料理の出るタイミングも、スタッフの皆さまの対応も申し分ありません。
今夜のコースは@14,500円、ワインのペアリングは@11,220円
私はジュースだったので二人で48,174円でした。満足度高いです！ 帰りに・・・


Uさまから可愛らしいタオルハンカチをいただきました


さすが近沢レース!! 大切に使いますね
有り難うございました。